当事者の方へ
「このままでいいのだろうか・・・」
「自分の居場所って、どこにあるんだろう?」
「対人関係が苦手で・・・一歩が踏み出せない、人と会う自信がない」
そんな風に悩んだり考えたりしたことありませんか?
悩んでいるからこそ、ひとりで抱えやすくなったり、
誰にどんな風に話していいのか、不安になったりしますね。
「人に話して、ちゃんとわかってもらえるのだろうか」
「うまく話せるか自信がない・・・」
いろんな不安が出てきますね。
最初は、気持ちや考えがまとまっていなくても大丈夫です。
私たち、東京都ひきこもりサポートネットの相談員は、あなたのペースで、ゆっくりお話をお聞きします。
相談支援の内容
あなたのペースで、どんな思いにも大切に耳を傾けます。
いま困っていらっしゃること、言葉にしにくいお気持ち、生きづらさなど、ゆっくりお話をお聞きします。
最初はお気持ちや考えなどがまとまっていなくても大丈夫です。
話しているうちに、楽になったり、状況が変化されたりする方も大勢いらっしゃいます。
あなたのペースで、どんな思いにも大切に耳を傾けたいと思います。
あなたと一緒に考えます。
ひきこもりサポートネットには、様々な方から相談が寄せられています。
一人ひとり、状態も状況も違います。
もしよかったら、これからを、ご一緒に考えるお手伝いができたらとおもいます。
(年齢、性別、お立場は問いません)
あなたの選択を応援します。
選択肢は一つではありません。
あなたの状況、今のお気持ちにあわせて、一緒に考え、あなたの選択を大切にします。
ひきこもりサポートネットは、あなたの選択をサポートし、応援します。
相談方法について
事例
【電話】(本人)女性40歳 ひきこもり歴10年
中学2年生の頃に不登校になり、通信制の高校をなんとか卒業した。その後ずっと家にいる状態が続いている。いくつかアルバイトをしてみたこともあったが、どうしても欠勤が続いてしまい、続けることができなかった。これまで家事などをして過ごしてきたが、親が高齢になってきたことから、就労するようにと姉から頻繁に連絡がくるようになった。しかし自分では働けると思えない。どうしていいか分からない。
〈ひきこもりサポートネットでの支援〉
お姉さんは将来、ご本人と親御さんが生活できなくなることを心配したのでしょう。 親御さんの老後の支援、将来のお金のこと、社会との繋がりなど、心配なことについて、それぞれ利用できる制度を紹介し、ご本人に無理のない生活の仕方を一緒に考えた上で、自治体の窓口を案内しました。
【メール】(本人)男性39歳 ひきこもり歴15年
大学を出た後に勤めた会社上司のパワハラでうつ病になり休職後、退職。体調がよくなってきた時期にアルバイトなどをしてみたが、人間関係でまたつまずくのではないかと不安が大きく、短期間で転々としてしまう。ここ3年は仕事を探す元気が出ない。親は自立しろの一点張りであり、生きていても仕方ないのではないかと考えてしまう。
〈ひきこもりサポートネットでの支援〉
動き出すことに対して、人間関係の不安が課題になっていたようです。ご本人の気持ちを受け止めながら、これまでどんな場面や理由で躓いていたのかを一緒に整理しました。また、ひきこもり期間が長かったため生活リズムを整えることも不安があるとのこと。まずは地域若者サポートステーションを利用することを提案しました。
【訪問相談】(本人)男性30代後半 ひきこもり歴4年
高校卒業後は仕事を続けていましたが、対人関係の悩みやうつ症状のため退職しました。心療内科で発達障害の診断を受けました。家族関係が良くないため、今も都内で一人暮らしをしています。障害年金と親からの援助で生活してます。少しずつひきこもり状態を変えていきたいので訪問をお願いします。
〈ひきこもりサポートネットでの支援〉
訪問でお会いし、お話を聞きながら状況の整理を一緒にしていきました。心療内科の通院以外に人と接することのない生活をされていました。訪問看護を受け、近隣の地域活動支援センターにも相談するようになり、孤立していた状態が改善に向かっています。