区市町村職員の方へ
東京都ひきこもりサポートネットでは、東京都ひきこもりに係る支援協議会の提言の理念に沿って、 「巡回相談」、「多職種専門チーム」、「地域におけるネットワーク構築支援事業」など、様々な形式で区市町村との関係構築、連携を図っています。
相談事業、支援事業を通じ、身近な地域における支援ネットワークを構築し、ひきこもりに関係する事でお悩みの方、またその家族等それぞれの状況に応じた、切れ目のない支援体制の整備を図ります。
また、都では、東京都ひきこもりに係る支援協議会の提言を基にして、ひきこもりに係る支援についての基本的考え方や方向性を中心にまとめたガイドブックを作成しています。
巡回相談(年3自治体※各自治体につき2日間実施)
訪問相談の一環として、また各区市町村との連携支援を目的とし、区市町村の施設において対面での相談会を年6日(1自治体2日)実施します。1日6組(1組45分程度)までとし、東京都ひきこもりサポートネットのスタッフが2名体制で対応します。年3自治体※各自治体につき2日間実施
令和3年度実施自治体:北区、目黒区、羽村市
令和4年度実施自治体:小金井市、立川市、中野区
令和5年度実施自治体:中央区、昭島市、国分寺市
多職種専門チーム(ケースカンファレンス年6回実施予定)
※令和4年度より実施
困難ケースや専門的な知見に基づいた助言を要するケースについて、専門的に検討するチームを設置しています。チームの構成員は、医療・心理・法律・福祉の各分野について1名ずつとし、ケースカンファレンスやコンサルテーションにより、相談業務における支援の方向性等の検討や区市町村及び支援機関に対する専門的アドバイスを実施します。
区市町村におけるネットワーク構築支援事業(年10自治体)
※令和3年度より実施
区市町村ごとの取組状況や連携の在り方に合わせた情報交換会、事例検討会等を実施することにより、区市町村内部における連携を強化します。
ひきこもり支援に係る事前ヒアリングシート(以下参照)をもとに、各自治体と交流を図り、各々のニーズを把握し、その後方支援を行うことで、各区市町村との連携を深めていきます。
(ヒアリングシート記入事項)
- ひきこもり支援に係る庁内体制
- 他機関及び地域の社会資源との連携について(家族会、当事者会等)
- ひきこもりサポートネットとの連携状況
- 重層的支援体制整備事業・地域福祉計画について
- 生活困窮者自立相談支援機関での対応について
- 保健所・保健センターでの対応について
- 児童青少年部門・児童福祉部門での対応について
- 地域包括支援センターでの対応について
令和3年度実施自治体:文京区、中野区、江戸川区、八王子市、小金井市、日野市、国立市、武蔵村山市、稲城市
令和4年度実施自治体:千代田区、新宿区、品川区、世田谷区、板橋区、練馬区、町田市、青梅市、奥多摩町
令和5年度実施自治体:墨田区、江東区、目黒区、杉並区、豊島区、北区、府中市、東村山市、狛江市、多摩市
区市町村職員向けガイドブック
東京都ひきこもりに係る支援協議会の「提言」を基にして、ひきこもりに係る支援についての基本的考え方や方向性を中心に、主に区市町村職員の方々に活用していただくことを念頭に、事務局において作成したものです。
このガイドブックが、ひきこもりに係る支援に関する皆様の理解を深めることを通じ、支援の一助となることを期待しています。
また、都内区市町村における支援の実例を、附属資料に掲載しています。
- 国及び都におけるひきこもりに係る支援の経緯
- ひきこもりの定義
- ひきこもりに係る支援を取り巻く現状と課題
- ひきこもりに係る支援の基本的考え方
- ひきこもりに係る支援の方向性
(もくじ)
附属資料 区市町村における支援の実例
令和5年度版の掲載自治体:文京区、豊島区、足立区、八王子市、町田市、日野市、国立市、大島町、墨田区、世田谷区、練馬区、江戸川区、調布市、狛江市
東京都ひきこもりに係る支援協議会「提言」本文
東京都福祉局ホームページに掲載しています。
研修案内
公益財団法人東京都福祉保健財団ホームページに掲載しています。